うずら有精卵由来細胞の培養
前回更新から大分あいだが空いてしまいました(…反省)
最近の活動を報告します。
5月中旬より、孵化用装置を用いてうずらの有精卵を温めていました。
孵化用装置、うずら有精卵は、どちらもAmazonで購入しました。
- 出版社/メーカー: デライトベース
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11日間温めたうずらの有精卵から得られた胚より、細胞(組織片)を取り出し、シャーレで培養する実験を行いました。
今回は、温めていた有精卵4つをシャーレに割卵し、発生が進行しているか確認しました。
結果は、4つ中2つは正常発生、1つは未成熟、もう1つはおそらくそもそも無精卵でした。
正常に発生していた2つより、細胞(組織片)を取り出しました。
PBSで懸濁後、遠心分離しました。
…そうです。扇風機です。
MTRL KYOTOのTさんのご協力のもと、扇風機をお借りして即席遠心分離機を作成しました(扇風機自体は結構高価!?なやつだったので、壊しはしないかおどろおどろしながら遠心していました笑)
遠心後、組織片を含まないように液を取り出し、シャーレに培養液と共に加えました。
最後にCO2カルチャーパル入りインキュベーターにシャーレを入れました。
後日細胞の貼り付き具合を報告します。